『夢と夢をつなぐこと・・・』
それが私達のモットーです。
トータルプラン長山の仲介
今や、不動産を購入する際に銀行の住宅ローン等を利用するお客様がほとんどです。そして、お客様が実際に購入する物件を決め、住宅ローンを申込む銀行とその組み方を判断して正式に申込むまでには、幾度もご自分やご家族の将来のライフプランを見つめ直して『本当にこれでいいのか?』と自問自答されるのが普通です。また、住宅ローンに関して知らないことが多いままに数十年の支払いを想像、ある意味“覚悟”できてしまう人は稀でしょう。
このページでは、各銀行がホームページ上等で行っているローンシミュレーション等ほど詳細な情報提供はできませんが、知っておいても損のない予備知識や、皆様それぞれのご事情に沿ったローンを選択する為のきっかけになればと思い、「金利1%の違いで返済額は?」というテーマに関連させて、その比較・ポイントの整理・その他留意点を挙げてみました。なお、茨城県南地域以外の方やその金融機関によって当てはまらない場合もあると思いますが、ご了承下さい。
さて、
住宅ローンで融資を受けようとする場合、その借入先としては、いわゆる地方銀行(常陽銀行、筑波銀行など)・いわゆる都市銀行(みずほ銀行、三井住友銀行、UFJ銀行、りそな銀行など)・信用金庫(水戸信用金庫など)・信用組合(茨城県信用組合など)・労働金庫(中央労働金庫)・JAバンク・住宅金融支援機構のフラット35を主に取扱う全宅住宅ローン㈱などのモーゲージバンクと呼ばれるものなど様々です。
そして、
その金融機関によって借入可能な限度額・金利・諸条件は異なってまいります。A銀行では融資額の減額があったり、融資を断られたりする場合でも、B銀行では何とかOKという場合もありますし、借入に係る諸経費を比べると総額で○○万円も違うという場合もあります。
現実には、借入するご本人のご事情や状況と、その購入不動産の評価額(
注.詳しくは後述しますが、金融機関側による独自の評価・査定方法があり、必ずしも購入不動産の売買契約価格とイコール(=)という事ではありません。)、
社会の動静、経済動向、金融機関側の個々の事情等によって左右される事柄ですので、本来ならば金融機関やそのローンを選定する場合・・・不動産購入の行動に移る前に、それらについて熟知しておくことがベストなのですが・・・実際この分野に関する知識の蓄積とご本人の『よし、この不動産を買おう!』というタイミングがピタリと合致することは、ごく稀であるように思います。その為か、「自分は、どのくらい借りられるのだろうか?」、「どこの銀行がいいの?」と、時折漠然としたご相談を受けますが、
前述した理由で即座に「将来に亘り、この○○銀行のローンがいいですよ。」などとは、軽率には申し上げられません。ただし、不動産売買の取引件数をそれなりに取扱う私共のような宅地建物取引業者であれば、経験上「現時点で、○○銀行の○○ローンという金融商品があるので、他銀行の住宅ローンと比べてみても、○○様のご事情に沿っているのではないでしょうか。」とか「ここのところ、○○銀行の物件に対する評価が・・・ようなのでこちらのほうが・・・。」あるいは「○○様の将来設計(ライフプラン)をお聞きするに、ここはあまり無理のない設定でローンを申し込んで・・・○年後あたりに一度見直しをして・・・するほうが、○○様にとって現時点で、よりベターな選択ではないでしょうか?」etc・・・などの
ご提案やアドバイス、金融機関のご紹介等できますので、信頼のおける業者に率直に相談する事も、不動産取引の成立とその先の暮らしを見越す上で重要なポイントと云えるでしょう。
(A) まず、金利について主な留意点を挙げます。
◆ 金利そのものは、各金融機関でその都度変化しますし、金融機関それぞれを比較しても差があります。
◆ 金利の種類も、○年固定選択型、完全固定型、変動金利型、上限金利設定型など、いろいろです。
◆ ○年固定選択型は、○年間の金利が固定となり、○年後(期間満了時)にその時点での金利に切り替わる方式のものです。
◆ 完全固定型は、将来金利全体が上昇しても心配ありませんが、一般的に他の金利型より社会や経済動向等のリスクを抱えているため、比較的高い金利設定となっています。
◆ 変動金利型は、将来金利が上昇すると負担が増えますが、逆に下降した場合には有利になります。
◆ 上限金利設定型は、読んで字の如く、この特約期間中は設定した上限金利を超えない範囲内で金利が変化する方式のものです。
◆ また、各銀行によって優遇金利:(条件が合う場合に 概ね0.数%ぐらい 2005.5現在)、あるいは優遇金利よりさらに特典のある最優遇金利:(条件が合う場合に 概ね0.数%~2.数%ぐらい 2005.5現在)というものを設けておりまして、お財布代わりの通帳(そのローン返済や給与振込、公共料金等の引き落としをする口座)を用意するなど、いくつかの一定の条件を満たす場合に利用できるものや、同居家族に年金を受給しているご年輩の方がおられる場合、あるいはご本人が公務員であったり、大手株式上場会社勤務の方であったりすると、金利が低くなる場合などもあって、利用するための条件などもいろいろあります。
◆ なお、○年固定選択型、変動金利型、上限金利設定型などを選んで、○年後に他の金利型に切り替えられるか否か、その時に満たしていなければならない条件はどういうものがあるのか、そして切り替えられる場合にどんな制限があるのかなど、金融機関によってまちまちですから、充分な説明を受け選択することが重要です。
(B) ここで、皆様におおまかなイメージをして頂くために、まず【金利1%の違い】を比較いたします。
(サンプルとして)総額2800万円(消費税・諸経費込)の新築戸建(土地・建物)の物件を購入するため、自己資金500万円を頭金に充て借入額を2300万円とし、期間35年ローン(月々払計420回・ボーナス併用払なし)で組むという場合
・・・ローン開始時の現行金利を年2.375%(変動金利型・標準金利 2005.5現在)と仮定します・・・